おぐさんだいあり

おぐさんが日々考えてることをつれづれなるままに書き散らしたものです。

1年経った。

休職して1年が経った。

そして退職して10ヶ月。

楽になったり、しんどくなったり、

波に揺られるがままの1年だった。

 

最近はだいぶ波も落ち着き、

少し収束の兆しが見え、

仕事に就いていない現状に対し、

「別にまぁいいや」

と流せるまでに回復した。

進歩である。

 

しんどい波が来た時は、

道を歩くランドセルを背負った子を見るだけで、

「あんな小さい子ですら頑張ってる、

なのにいったい僕は..。」

道端の働き蟻を見た時には、

「アリですら働いてるのに..。」

そんな感じだった。

 

今はそんなネガティヴ思考は減った。

そして、5年働いて貯めた貯金を崩し、

毎月いただく傷病手当もふんだんに使い、

赤字承知、破産覚悟で

「好き」に対して費やしている。

 

特にコーヒーに対する注ぎ込みは惜しみない。

 

仕事から離れ家で休んでいる自分は、

まるで日本にいながら

人権のない日本人のようだった。

家にいることが申しわけなく、

屈辱的でもあり、

ただ辛かった。

 

そんな僕に母がコーヒーミルを買ってくれた。

母も僕もコーヒーが好きである。

僕は母に精一杯コーヒーミルで豆を挽き、

コーヒーを振る舞った。

あまり舌に自信のない僕でも、

粉コーヒーはもちろん、

簡易ドリップ式のコーヒーよりも、

格段に美味しいコーヒーを淹れることができた。

そのコーヒーを飲んで母は喜んでくれた。

それが唯一の人権となった。

 

それからだ。

自分がコーヒーへの理解を深めようと思ったのは。

 

ボディビルも体調と向き合いながら続けている。

だが、おそらく今年までだ。

一層コーヒーに注力しようと思う。

そんな感じの今を過ごしている。

 

f:id:molto0909:20230512221428j:image